NEXT STAGEでは、住宅品質の安定と向上を目指して取り組みを実践し、成果を出しているビルダーを「優良ビルダー」と呼んでいます。優良ビルダーは「法的基準をただ守ればいい」「協力業者任せにする」というような現場管理をしていません。ビルダーと協力業者がともに品質向上させるという共通の目的意識を持ち、取り組みを行っています。当コラムでは、そんな優良ビルダーが実践している事例を紹介します。
壁断熱材にグラスウールを使用して、防湿フィルムを丁寧に施工している優良事例です。現場施工のこだわりとして、付属の防湿フィルムを一度剥がし、断熱材施工してから貼り直しをしています。この住宅会社さんは、数年前からすべての施工物件でこの施工方法を採用しています。
下地補強材と柱の取り合い部分で防湿フィルムの耳かけが正しく施工されていない事例です。そのため建物の気密性能低下の恐れがあります。建物の気密化を図るためには、防湿フィルムを切れ目なく連続させることがポイントになり、防湿フィルムの耳を柱面に30mm程度かけボード等で挟むか又は気密テープで留める必要があります。下地補強材を施工する場合は、下の写真のように下地補強材の上から防湿フィルムを貼る等の措置が必要となります。※ご使用される断熱材の施工要領書ご参照ください
光が透けていることからもわかるように、断熱材に隙間があり断熱欠損となっている事例です。間柱間の寸法は417.5mmで、それに対して390mm幅の断熱材を使用したため、幅が不足し両脇に隙間ができています。外部に面材を貼った場合は、光が透けないため解りにくくなります。間柱間でよく見受ける不備事例になりますので、図面上で該当部位がある場合は注意してチェックを行ってくだ ..
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1968年2月生まれ。1990年大阪学院大学経済学部卒業後、小堀住研(株)(現:(株)ヤマダホームズ)、
そして建材商社を経て、2006年に(株)NEXT STAGEを創業。
民間でいち早く第三者検査事業をスタートさせ関西を中心に普及させてきたが、本質的な技術者の人財化や
品質向上への仕組みにギャップを感じ、2013年には、業界初の施工品質監査ナレッジマネジメント体系を業界に提唱し、
「監査」という独自の手法を用いたPDCAサービスを展開する。
現在では全国8拠点、800社を超えるビルダーがサービスを導入し、2020年には建築技術に特化した
学習環境プラットフォーム事業を本格化させ、2021年8月より、これまで蓄積してきたテクニカルビックデータを駆使し、
誰もが参入できなかったデータ&アナリティクス事業を実現させ、これからの住宅価値を変えるエッセンシャルな建設DXを
推進する。