インスペクターは検査でどこを見るのか?何を指摘するのか?を解説していきます。現場での指摘事項が多く、特にその後発覚してしまったら大問題になるようなことは日頃から注意喚起が必要です。今回は、竣工検査に関してですが、建て主(素人)の目が一番厳しいのは言うまでもありません。残工事0・ダメ工事0で引き渡しをすれば今後のアフターもスムーズに進んでいきますので、しっかりとした社内検査が必要です。1:全体を何となく見る近くからでは見落とす項目がありますので、「木を見て森を見ず」にならないような検査をしたいものです。よく目を凝らして細かい傷、汚れをチェックしている現場担当者を見かけます。もちろん、傷や汚れの確認、タッチアップなどは重要ですが、まずは大きな視点で現場を確認することを心がけた方が良いでしょう。検査時には、まず部屋の中心に立ち、各壁面をぼんやりとみることから検査をしています。展開図のように、北壁面~東壁面といったように確認をしていくのですが、ここではコンセントや照明器具、棚などが傾いて設置されていないか?を検査しています。建具と方立の隙間の「ちり」が違っていないかなども、大きな視点であれば目につきやすく、隙間が大きい場合には建具の設置不良(建付け不良)などが想定できます。・生活動線や姿勢をイメージして確認する次に、実際の生活動線をイメージして確認します。洗面所でうがいの動作を試してみる(見上げた天井を確認する)、便器に座ってみる(視線を変えて壁面や床を確認する)、畳に寝そべる・・といった具合です。実生活上の姿勢を取ることにより、施主が生活するうえで目につきやすいものを確実に検査していきます。2:設計図書通りの付帯品が施工されているか確認する・コンセントなど設備品図面通りのものが「つい ..A-PLUGは工務店様・リフォーム店様などの
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