◆ネットで部屋探し 写真でどこをチェックする?
◆収納は扉にも注意、キッチンはコンロに注目
コロナ禍において、オンラインで住まいを探す人が増えている。こうしたなかアットホームは、「インターネットで一人暮らしの住まいを探す人が物件画像のどこを見るべきか」を全国のアットホーム加盟店に聞き、「不動産のプロが選ぶ!物件画像でみるべきポイント」をまとめた。間取り図、居室、浴室、トイレ、キッチン、玄関、共用部、周辺環境について、それぞれ見るべきポイントを聞いて集計した。
同社によると、不動産情報サイトなどインターネットで物件を探した人の76.5%が「物件画像」が参考になったと回答しており、住まい探しの重要な決め手となっている。
「間取り図」については、「収納の大きさ」がトップ。ウォークインクローゼットかどうか、奥行はどれくらいかなどがポイント。さらに「扉の形」も指摘され、折戸や観音開きは開閉スペースを取るため近くに家具を置けなくなる場合があり注意すべきと指摘した。
「居室」では「明るさ・日当たりの良さ」。窓の方角が重要だが西向き・北向きでも十分に明るい場合があるので物件画像とあわせての確認を薦めている。
「浴室」は「追い焚き機能の有無」で、バスタブの画像がメインであることが多いなか、浴室リモコンの画像で追い焚きボタンの有無のチェックを求めている。
「トイレ」では「温水洗浄便座の有無」が圧倒的に多く、便座脇か壁のリモコンの有無で見分ける。
「キッチン」は「コンロの種類」、「コンロの口数」とコンロに関する項目が重要。ガスコンロの場合、誤作動を防ぐロック機能が付いているかを確認すると良いという回答もあった。
「玄関」は「靴箱の大きさ」が最も重要で、10足くらい入るか、必要ならば丈の長い靴を収納できるかといった点がポイントになる。
「共用部」では「自転車置き場の有無」、「ゴミ置き場の仕様・キレイさ」、宅配ボックスの有無・仕様」など見るべきポイントは多い。
「周辺環境」では「近隣コンビニ有無」、「近隣スーパーの有無」が1、2位。テレワークの広がりのなか、交通アクセスよりも周辺の買物環境を重視する傾向にあるようだ。
このほか、フリーアンサーでは自転車置き場は利用しなくても男女や子どもなど既存入居者の属性が分かるなど、役立つヒントが多い。
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YKK AP 株式会社 発行「メディアレポート 2021.05」
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