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2022/06/27 07:30 - No.1181


R2年度のZEH大幅増加、初の6万戸突破|YKK APメディアレポート(クローズアップ Vol.15)


クローズアップ - YKK APメディアレポート -
A-PLUG 事務局

2022/06/27 07:30 - No.1181

 
YKK AP株式会社が発行する建築業界情報紙「メディアレポート」では、毎月様々な情報をお届け。「クローズアップ」記事では国や企業・シンクタンク等の最新の調査から見えてくる業界動向や住まい手の嗜好・傾向などをご紹介しています。その中で今回は「R2年度のZEH大幅増加、初の6万戸突破」と題した記事をご紹介します。

今回ご紹介するのはメディアレポート 2022.03に掲載された記事です。冊子PDFは下記よりご覧ください。

⇒ 冊子PDFを閲覧する


R2年度のZEHは6.6万戸の10%と大幅増加

初の6万戸突破、新設着工の4件に1件へ拡大


経済産業省によると、令和2年度のZEH建築実績(ZEHビルダー/プランナーの建築実績)は、ZEHシリーズ全体で6万5846戸、前年度比で10.0%増と大幅な増加で、初の6万戸突破となった。

内訳をみると、注文住宅が6万2560戸と同8.3%もの増加となった。ZEHシリーズ全体実績の95%とほとんどを占める。また、新設住宅着工戸数に占める割合も23.9%と前年の20.6%から3.3ポイント高まり、ほぼ4分の1を占めるまでに増えている。

建売分譲は3215戸。注文住宅に比べて数こそ多くはないものの、前年の1907戸から同68.6%増と大きく増加した。新設住宅着工戸数に占める割合は2.5%と割合はまだ大きくないものの、同1.2ポイント増と、建築実績は徐々に拡大しつつある。

一方、ほとんど普及が進んでいないのが既存改修で71戸。前年の214戸から大きく数を減らした。

急速に広がりつつあるZEHであるが、目標の12万7147戸に対して達成率は51.8%にとどまった。目標達成率をZEHシリーズの内訳でみると、最も多い注文住宅においても56.0%で、建売住宅は31.2%、既存改修は1.4%でしかない。

自社目標未達成だったZEHビルダー/プランナーの「未達成の理由」は、「顧客の予算」が最も多く、「顧客の理解を引き出すことができなかった」、「体制不備」が3大理由となっている。また、「体制不備」としたZEHビルダー/プランナーの理由詳細を分析すると、「外的要因」(災害、新型コロナ影響等)と「営業の知識不足」が最も多く、技術や仕様面よりも、増加するコストに対して提案しきれなかった様子がうかがえる。






[ご紹介]

YKK AP 株式会社 発行「メディアレポート 2022.03


メディアレポート(2022.03)のPDFを閲覧したい方はコチラから
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