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2022/06/23 07:30 - No.1185


第2回 筋かいの割れ・欠け・節抜け


~思考が変われば現場施工も変わる!~構造躯体の施工実践メソッド
小村 直克

2022/06/23 07:30 - No.1185

 
コラム

 

こちらの連載では、現場監督がすぐに役立てることのできる木造住宅の品質管理ノウハウをご紹介します。全12回の連載では「構造躯体工事」にテーマを絞り、役割と目的、判断基準、現場事例、回避方法、対処方法に分けて解説を行います。

連載第2回目となる今回は、「筋かいの割れ・欠け・筋抜け」についてです。

 

  役割と目的  

▶ 筋かいは建物の構造を補強するために、柱と柱の間に斜めに入れる部材で地震や台風に耐えられるように入れられます。

▶ 筋かい耐力壁は、部材の軸力と仕口の固定で耐力を確保するもので、横揺れによる変形に対応できるようにする目的があります。

 

  チェック基準    

今回ご紹介する内容は、建築基準法施行令の第45条に抵触します。

建築基準法施行令 第3節 木造 第45条 筋かい 4.「筋かいには、欠き込みをしてはならない。」

このような状態のまま次の工程へ進んでしまうと

 
小村 直克
株式会社 NEXT STAGE

1968年2月生まれ。1990年大阪学院大学経済学部卒業後、小堀住研(株)(現:(株)ヤマダホームズ)、 そして建材商社を経て、2006年に(株)NEXT STAGEを創業。 民間でいち早く第三者検査事業をスタートさせ関西を中心に普及させてきたが、本質的な技術者の人財化や 品質向上への仕組みにギャップを感じ、2013年には、業界初の施工品質監査ナレッジマネジメント体系を業界に提唱し、 「監査」という独自の手法を用いたPDCAサービスを展開する。 現在では全国8拠点、800社を超えるビルダーがサービスを導入し、2020年には建築技術に特化した 学習環境プラットフォーム事業を本格化させ、2021年8月より、これまで蓄積してきたテクニカルビックデータを駆使し、 誰もが参入できなかったデータ&アナリティクス事業を実現させ、これからの住宅価値を変えるエッセンシャルな建設DXを 推進する。 

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