リフォームトレンドレポート【アメリカ】

今回は、2月にラスベガスにて開催された建築業界のプロ向け展示会、インターナショナルビルダーズショー（以下、IBS）※での展示で見られた窓のトレンドについてレポートします。 ※全米ホームビルダーズ協会（National Association ofHome Builders）が毎年主催する北米最大の住宅建材見本市窓がドアの機能も兼ねる提案が人気に　アメリカの住宅市場において、アウトドアリビング人気は不動のものになっています。5年くらい前から人気が上がり始め、今も人気は上昇中です。IBSでもアウトドアリビングに関する展示スペースは拡大を続け、今年も多数の展示が行われていました。　アウトドアリビングの提案も進化しています。独立したアウトドアリビングの提案から、インドアリビングと繋がった提案、そして今では複数の部屋からつながるアウトドアリビングの提案が人気になっています。内装と外装の壁材や天井材を同じものを使って、連続性を演出したり、より一体の空間としてアウトドアリビングを提案するようになりました。　こうした流れを受けて、複数の部屋から眺望を楽しめ、気軽に外に出られるために窓がドアの機能も持つようになっています。窓はより大型化し、開き方も多様になっています。窓の付加価値がより提案できるようになっています。　展示会に合わせて実際の住宅をリフォームして視察できる「ニューアメリカンリモデル」でもそういった提案が行われています。敷地の問題などで、日本でそのまま真似をするのは難しいかもしれませんが、エッセンスを上手く取り入れて付加価値の高い提案にお役立てください。今年のニューアメリカンリモデル物件の外観。白い石調の壁材は室内でも使用され、より外と中を一体化させていますインドアリビングには高さ4m ..