COVIDー19このコロナ感染による自粛期間、自宅近隣の住宅建設現場は、職人が入って作業を進めていました。大手のゼネコンは建設現場も自粛しましたが、地域工務店では動いているようです。でも、私は不審には思いません。住宅建設現場は、家族のような徒弟の仲が、開放的な場所で行なっているものです。ゼネコンの現場のように、職人を集めたり、飯場を抱えたりしている建設業とは違います。その上、無駄話をしていては、作業は進みません。いわば現場もホームワークの一環であり、仕事を止めてはいないのです。それだけに、世界的なパンデミックになっている状況から、地域工務店はちょっと遠いのかなとも思いました。もちろん、中国の工場が止まることで、資材の搬入がままならないなど、影響がまったく無いわけでもありません。それにしても、1~2ヶ月間経済が止まると、多くの事業が継続できないことを思い知らされました。想像している以上に、現代の経済は自転車操業的であったということです。そして、その経済の中に、家を建てる人がいました。その意味では、工務店や住宅業界が大きな影響を受けるのは、これからです。経済への打撃は、第2次世界大戦以来最大だという声も聞かれます。パンデミックによって傷ついた経済が、家を建てる人を減少させることは間違いないでしょう。たとえば1929年の大恐慌では、アメリカの住宅着工は前年100万戸程あったものが、9万戸まで激減します。10分の1以下です。そこまでの事態には至らないにしても、とにかく住宅受注が減ることは必至のことです。ようやく非常事態宣言も緩和され、元の経済への回帰が始まります。あらためて、アフター・コロナを考えなければなりません。STAY at HOME. . .コロナ禍の中では、医療従事者・関係者 ..
この続きはA-PLUGに会員登録して
読むことができます!
A-PLUGは工務店様・リフォーム店様などの
建築関係プロユーザー対象の会員制サイトです。