計算方法と強度ランクより耐震等級に目安を付ける計算方法と強度ランクは仕様規定の壁量計算の必要壁量を基準にモデル計算により概算値にて決めています。例えば、仕様規定と品確法性能表示の耐震等級1は同じ強度ランクで1.0としています。これは、令46条壁量計算の必要壁量に対して存在壁量が同じ量の場合(存在壁量÷必要壁量=充足率1.0 の意味)です。それに対して、構造計算の耐震等級1は強度ランク1.6~1.8で、令46条の必要壁量に対して存在壁量を1.6~1.8倍(充足率1.6~1.8)程度の壁量という意味です。よって、意匠設計の段階で簡易的に令46条壁量計算を行い、充足率を1.6~1.8確保しておくと構造計算を行った際、耐震等級1はおおよそクリアーすることになります。手戻りがかなりなくなります。同様に、品確法の耐震等級3を目指すのであれば、令46条壁量計算による充足率を1.9~2.0程度、構造計算による耐震等級3であれば令46条壁量計算の充足率を2.4~2.7程度確保しておけば、それぞれ計算クリアーすることになります。*モデルプランによる計算例なので、全てのプランで計算クリアーするとは限りません*積雪を考慮した計算の場合は、計算クリアーしないことがあります壁量の目安について構造計算の耐震等級3は仕様規定の令46条壁量計算の充足率2.4~2.7倍、それって壁量多すぎるのでは?と思われるはずです。大丈夫、もともと令46条壁量計算で求めている必要壁量が少なすぎるので、2.4~2.7の充足率でも壁量はさほど多すぎることはありません。例えば、木造2階建て、軽い屋根、積雪については一般地域、1階床面積50㎡の場合、令46条必要壁量は、50㎡×29cm/㎡=14.5m構造計算の耐震等級3の場合、14. ..
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