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2021/07/13 07:37 - No.1062


第9回「着工前の準備精度で8割が成功する!」


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~思考が変われば現場施工も変わる!~NEXT STAGEが監修する施工管理メソッド
小村 直克

2021/07/13 07:37 - No.1062

 
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今回のコラムは、「段取り八分」と言われる着工前準備についてお伝えして行きましょう!

文字通り「段取り」とは、物事を行なう順序や手順という要素を含む、筋の展開や組み立ての仕方を意味します。これを住宅の製造現場に置き換えると、施工を進める上での順序や手順、そして施工の展開(納め)・組み立ての仕方(手順・基準等)を示すものです。

つまり、これら全てがどれだけ事前に計画できているのか?というレベルの高さが「想定精度」と言われるものであり、「想定精度≒実施精度」により近づくと言っても過言ではないでしょう。


下記の図表を見てみましょう!




これは、事前計画の中で一番重要とされる「設計図書の精度」に関する負の影響となる相関図です。

以前のコラムでもご紹介した施工管理の8つの役割の中で、現場ですべき3つの役割が、実は着工前にすべき5つの役割で、納材管理を省いた4つの役割からどれだけ現場施工に影響を及ぼしてしまうのか、を示したものになります。

ある意味、納材管理は受発注管理精度に連動すると考えて良いでしょう。

その中でも、①原価管理、②受発注管理、③工程管理、④情報管理 の4つの役割にすべて共通することは、唯一「設計図書」という共通の起因テーマがあることです。

 
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小村 直克
株式会社 NEXT STAGE

1968年2月生まれ。1990年大阪学院大学経済学部卒業後、小堀住研(株)(現:(株)ヤマダホームズ)、 そして建材商社を経て、2006年に(株)NEXT STAGEを創業。 民間でいち早く第三者検査事業をスタートさせ関西を中心に普及させてきたが、本質的な技術者の人財化や 品質向上への仕組みにギャップを感じ、2013年には、業界初の施工品質監査ナレッジマネジメント体系を業界に提唱し、 「監査」という独自の手法を用いたPDCAサービスを展開する。 現在では全国8拠点、800社を超えるビルダーがサービスを導入し、2020年には建築技術に特化した 学習環境プラットフォーム事業を本格化させ、2021年8月より、これまで蓄積してきたテクニカルビックデータを駆使し、 誰もが参入できなかったデータ&アナリティクス事業を実現させ、これからの住宅価値を変えるエッセンシャルな建設DXを 推進する。 

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