築37年の空き家を事務所兼自宅にリノベーションして暮らしています。暮らしのジャーナリスト・ファイナンシャルプランナーの高橋洋子です。空き家を所有したり、空き家投資を行う際に、もしものときに備えて、知っておきたいのが保険や保証の制度についてです。建物や入居者に対して事前に対策を行うことでリスク回避につながります。予期せず火事で家が燃えてしまったり、事故や事件で入居者が亡くなることもあります。そこで今回は保険や保証について解説します。 もしもに備えて保険に加入する地震や台風、土砂災害、竜巻など予期しない自然災害で、建物が被害を受ける可能性があります。また、古い木造のアパートが火災によって、多くの命を奪ってしまう忌まわしい事故や事件があります。もちろん、事前に防災対策をしておくことは大切ですが、それでも「もしものとき」に備えて保険に加入しておけば、急な支払いが発生しても、保険によってカバーできます。そこで物件購入と同時に入っておきたいのが、「火災保険」です。銀行から融資を受ける場合には、抵当権を設定されるため、火災保険に強制的に入ることになりますが、現金一括で買った場合にも入っておきたいものです。入居者にも火災保険に加入してもらいます。入居者が加入する火災保険と、所有者が加入する火災保険とでは、保障内容が違います。例えば放火された場合は、入居者が入っている保険ではカバーできません。エリアに応じて、検討しておきたい保険もあります。例えば、海の近くであれば、「水害保険」のオプションをつけることも検討するべきです。また、火災保険と合わせて入っておきたいのが「地震保険」です。地震保険は単独で加入することができないため、火災保険のオプションで加入します。古い家については、「耐震補強をしたら、保 ..
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