この連載では、広告づくりにおける“なんとなく”を解消し、効果を理解しながら使えるちょっとしたテクニックについて、順を追ってご紹介していきます。どうやったらお客様に伝わる広告をつくることができるのでしょう。前回は連載初回ということで、まずは心構えのようなお話から始めました。広告には、達成したい“目的”と、それを実現するための“手段”となる媒体やデザインがあり、それらをより適切な仕上がりへと導く基本姿勢として“思いやり”が大切、というお話でした。今回は、広告づくりでまず最初に取り掛かっていただきたいこと、“目的”をはっきりさせることについて書いていきます。◆「商品を売りたい」から、もう一歩ふみ込んでみよう広告の目的とは何でしょうか。「自社や商品を知ってもらって売上げを向上させたい」それはもちろんのことで、であるからこそ、おそらく誰もが同じことを考えていることでしょう。しかし御社には御社なりの、独自の商品やサービスがありますね?あるいは取扱い商品自体はありふれているものの、それをある特定の時期に売上げようとお考えでしょうか。営業地域の人口構成や気候に合わせて、他地域とは少し異なる業態を採っているかもしれませんね。などなど……さあ、少しずつ話が具体的になってきました。◆はっきりとした目的が、的確な想定へとつながる広告を御社内で独自に作成する場合、掲載する商品選びや掲載数、説明の文章、それらをどのような媒体にどう並べ、色や飾りなどの見た目をどうするかなど、何もかもを自由に決めることができます。大袈裟に言えば、そこには無限の可能性があります。ある箇所を赤くすることも青くすることもできます。その上で最終的には赤か青のどちらかに決めなければ完成しませんが、それをどうやって判断すれば良いのでしょ ..
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