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2023/01/19 08:00 - No.1275


第2回 その施工会社を選んだ理由は?


私たちが家を決めたわけ
下田 典子

2023/01/19 08:00 - No.1275

 


当連載では、取材で聞き取った、新築~建てて3年の住まい手の生の声をもとに、家づくりの具体例から見えてくる「住まい手の本音」を探っていきます。地域工務店のみなさまが、自社商品の強みを再認識し、お客様への新たなご提案やPRに活かしていただけましたら幸いです。



前回は、住まい手に聞いた“もう一度建てるならどんな家?”について紹介しました。家づくりに2回目があるならこうしたいという理想の住まいは、平屋やアウトドアリビングのある暮らしの人気が高く、「もっとこうしたかった」という事例では、外構への関心や趣味のスペースなどの要望が多く見られました。

連載第2回目となる今回は、“その施工会社を選んだ理由は?”です。

これから建てる人が安心や信頼を感じるのはどこなのか。さまざまなお客様のケースを見ながら探っていきましょう。


◆住まい手が直面する「どこで建てるか」問題

弊社は年間100件の住まい手へ暮らしのインタビューを行い、これから家を建てる人に向けた発信を行っています。取材ではその施工会社に決めた経緯やきっかけについて聞くのですが、「工務店をどうやって見つけたらいいかわからなかった」という声が意外に多く聞かれます。9割以上の方がSNSを駆使して家づくりのパートナーを探しているいま、SNS発信はおろかホームページの更新が一年以上止まっている……という工務店の方はまさかいらっしゃらないですよね?ここをクリアしないと「どこで建てるか」のスタートラインに立てていないも同然なのです。これからご紹介するのは、SNSをきっかけに理想の家づくりが実現した住まい手のお話です。


◆ハッシュタグは♯栃木の工務店

県外からUターンするため地元の工務店を探し始めた施主は、たまたま希望の土地を見つけたものの、難航したのが工務店探し。SNSの検索がきっかけで出会えた会社は、希望を丁寧にくみ取ってくれるきめ細やかな対応が印象的で、施主は、家をともにつくりあげるという一体感を楽しんでいました。




工務店との家づくりがスタートしたご夫婦の上棟式での様子(提供:Seeders) 

現場では、設計士と棟梁が図面を確認中(提供:Seeders)

施主コメント:
もともと工務店で家を建てたいと思っていました。でも、どうやって探したらいいのかよくわからなくて……。インスタグラムで何気なくハッシュタグで探したら、この工務店さんのアカウントがヒット。アップされていた施工例がどれも素敵で、その佇まいがわたしたちのイメージと一緒だったことから、がぜん興味を持ちました。ならばとお会いしてみたら、

 
下田 典子
株式会社Seeders

株式会社Seeders 代表取締役 イベントの企画運営を経て2009年に広告代理店を創業。消費のカギを握る女性に響くデザインの企画提案、消費者マーケティングリサーチ、SNSコンサルティングを行う。また、住まい手へのインタビュー、SNS投稿代行、工務店の完成見学会や家具コーディネートまで、地域工務店PRに特化した企画を数多く手がける。暮らしを楽しむウェブサイト「TANOKURA」を運営し、おもに30代の女性に向けた情報発信を行う。

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