今回は前回ご紹介したレベルスパンの調整方法について紹介します。画像はビルの外壁になります。(今回初めてごらんになる方は「ソフトウェアで何ができる」Vol1から参照ください)
1 まず診断箇所の温度を確認します。(画像の白い点線部)通常カメラの中心点に温度表示箇所をしめすスポットマークが設定されています。(写真では31.3℃)2 レベルスパンの上限と下限を変更します。スポットマークの温度を中心値として、上限と下限をそれぞれ±5~10℃程度で設定します。3 レベルスパンは対象物の温度差によって見やすいスパン、レベルが異なりますので微調整を行ってください。 ちなみにソフトウェアを使用すると、レベルスパンを対象に合わせて最適な値に設定してくれる楽チンなコマンドがあります。「自動調整領域を設定」のアイコンをクリックして熱画像上の解析したい範囲でドラッグするだけで、完了します。岸壁の温度が白一色なのでこのアイコンで調整してみたものが下の画像です。必要のない周囲は色がつぶれてしまいますが、注目したい箇所の温度分布がしっかりと表示されます。ソフトウェアはフリーダウンロードになっていますので試してみたいという方はこちらからFLIR TOOLS5.6または6.2をダウンロードしてみてください。http://thermo.secret.jp/flir/software.html次回は「ソフトウェアの簡単な使い方」をご紹介します!
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