第2回 【ものくり商事様】地域の人と深く永く付き合うヒント（後編）

前回に引き続き、株式会社ものくり商事代表・早坂拓紀さんにお話しを伺ってきました。今回は、地域の方々とのコミュニティ形成のきっかけや、深く永く付き合っていくヒントをじっくりと教えていただきましょう！ーーー前回のお話で、集客するというよりは、人が集まってくる「場」を設ける取り組みに力を入れてらっしゃるように感じたのですが、具体的にコミュニティづくりのために工夫されていることはありますか？まだまだ模索中ではありますが、カフェと雑貨の路面店をオープンしたことは、地域の方と密なコミュニティーを形成する上で非常に役立ったと感じています。路面店はオフィス移転に伴い現在はありませんが、また近々リニューアルオープン予定です。一般的にお客様が毎日通う理由のある工務店さんや不動産屋さんてないと思うんですよね。家を建てるとか部屋を借りるとか、明確な理由を持ったお客様がいないと接点がうまれないですし、その時だけのお付き合いになりがちだと思います。その点、誰でもふらっと立ち寄りやすいカフェや雑貨店は、お客様とのコミュニケーション機会がうまれやすい場だと思います。ーーーお店を訪れてくれたお客様と長期的な関係を築いていくために取り組まれていることはありますか？会員制の導入ですね。会員制を設けることでお客様に自分たちの情報や思いを届けやすくなりました。会員向けに「PEOPLE」という冊子を制作していて、定期的にお送りしています。自分らしく暮らすことや、生活の知っ得情報をふまえつつ、ものくりについても深く知って頂けるような内容になっています。ーーー冊子を見て依頼に来るお客様もいらっしゃいますか？結構いらっしゃいますよ。そもそも、スムージーを買うためだけにカフェに寄ったお客様は、ものくりが何をしている会社かなんてほ ..