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2019/09/17 09:49 - No.568


第38回 空き家が足りない??


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がんばれ!地域の工務店(工務店とエリアマーケティング)
石川 新治

2019/09/17 09:49 - No.568

 
空き家率13.6%住宅問題の中で、マスコミに騒がれているテーマの1つに空き家があります。問題視され始めてからもまた増え、13.6%にもなりました。そんなところで空き家が足りないなどといったら炎上してしまいそうですが、数字というのは見方を変えると変わってくるものです。もちろん正しい見方になっているかどうかは、各自が判断することです。ですから、空き家が足りないという話があっても良いでしょう。そもそも、空き家率も総数だけで騒いでいても仕方のないことです。きちんと区分して判断する冷静さも必要です。かといって学者でもありません。とりあえず、手元に入ったアメリカのデータと比較しながら考えてみましょう。まずは、単純にアメリカの空き家率は12.8%です。日本の方が0.8ポイント多いので、「さぁ、危機感を持とう」という感覚はわからないでもありません。確かに7.35軒に1軒が空き家だと思うと、少ないとは思えません。それに対して、アメリカも7.81軒に1軒が空き家です。こうして比較すると、大差がないようにも感じるのは私だけでしょうか。でも、流石に「空き家が足りない」とは言えません。生活は豊かか?大事なのは、一概に空き家といっても、どんな空き家であるかです。それは空き家率の内訳を見てみないとわかりません。アメリカの空き家率との比較をすると、内訳は大きく違います。さて、どこから着目しましょうか。一気に空き家が足りないと言えそうなのは、別荘の空き家率の差です。日本ではわずか0.7%ですが、アメリカでは5.5%もあります。その差は7倍です。この別荘の空き家とはどういうことなのでしょう。本宅に住んで、別荘を持っていれば、理屈の上では、どちらかが空き家になるものです。単純に使っていれば空き家ではなく、まったく使 ..
 
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石川 新治さん
一社)住まい文化研究会

明治大学工学部建築学科卒業。1981年ミサワホーム株式会社に入社。技術部設計から販社営業を経て、宣伝部マネージャーとして企画広報活動全般を経験。2007年、MISAWAinternational株式会社にて200年住宅「HABITA」を展開する。住宅の工法、技術、営業、マーケティング、商品化、デザイン、広報、住まい文化など、全般に精通。現在、一般社団法人住まい文化研究会代表理事として、機関紙「おうちのはなし」を発行し、全国の地域工務店の活動を支援している。主な著作に、「おうちのはなし」(経済界)、「地震に強い家づくりの教科書」(ダイアプレス)がある。

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