空き家率13.6%住宅問題の中で、マスコミに騒がれているテーマの1つに空き家があります。問題視され始めてからもまた増え、13.6%にもなりました。そんなところで空き家が足りないなどといったら炎上してしまいそうですが、数字というのは見方を変えると変わってくるものです。もちろん正しい見方になっているかどうかは、各自が判断することです。ですから、空き家が足りないという話があっても良いでしょう。そもそも、空き家率も総数だけで騒いでいても仕方のないことです。きちんと区分して判断する冷静さも必要です。かといって学者でもありません。とりあえず、手元に入ったアメリカのデータと比較しながら考えてみましょう。まずは、単純にアメリカの空き家率は12.8%です。日本の方が0.8ポイント多いので、「さぁ、危機感を持とう」という感覚はわからないでもありません。確かに7.35軒に1軒が空き家だと思うと、少ないとは思えません。それに対して、アメリカも7.81軒に1軒が空き家です。こうして比較すると、大差がないようにも感じるのは私だけでしょうか。でも、流石に「空き家が足りない」とは言えません。生活は豊かか?大事なのは、一概に空き家といっても、どんな空き家であるかです。それは空き家率の内訳を見てみないとわかりません。アメリカの空き家率との比較をすると、内訳は大きく違います。さて、どこから着目しましょうか。一気に空き家が足りないと言えそうなのは、別荘の空き家率の差です。日本ではわずか0.7%ですが、アメリカでは5.5%もあります。その差は7倍です。この別荘の空き家とはどういうことなのでしょう。本宅に住んで、別荘を持っていれば、理屈の上では、どちらかが空き家になるものです。単純に使っていれば空き家ではなく、まったく使 ..
この続きはA-PLUGに会員登録して
読むことができます!
A-PLUGは工務店様・リフォーム店様などの
建築関係プロユーザー対象の会員制サイトです。