基本設計ポイントを学ぼう第5回は、これからの住まいの提案に関わる問題定義をした上で、アウトドア空間の設計において欠かせないエレメントを8つ紹介する。減築住宅における庭の未来構想外部空間に注⽬するにあたって、今後の住宅事情変化も鍵となっていくことでしょう。特に現在の時代背景では、少子高齢化や人口減少による間引き住宅に空き家問題などの課題に直面していきます。家族構成変化による住まい規模縮少傾向のこの時代に、肥大した住まい空間は求められにくくなっていくことも事実です。そこで外部空間活用は新たなビジネスチャンスに繋がっていきます。乱立した建築計画に合わせて同居せず新たに家を購入して分家が進んでいった時代。そのため実家となる本家に住む人がいなくなり、結果として不動産取得税や都市計画税の圧迫を抑えるため手放す傾向が見受けられています。人が住まない空き家は傷んでしまい解体せざるを得ません。土地のみの売買によって新たな住人が入り街が活性化したのは人口が増加していた頃の話。これからの街作りでは、人口減少に合わせた土地活用法として「隣地への土地売買計画」も検討していく必要があるでしょう。狭く切り売りされた当時の建売住宅には庭空間が少ないため、部屋を増さず庭を楽しむ場所として隣りの土地を購入するという新たな街並み作りの形となっていきます。屋根のない部屋=アウトドアリビングやダイニングにより家族の楽しみを拡大すること。ベジタブルガーデンやイングリッシュガーデンで育む場所を設けること。海外のようなピッシーナという小さめのプールを作ったり、成功者の証でありメンテナンスがステイタスとなっている芝⽣の庭など。休日の楽しみを⾃宅で味わえるもうひとつの⼟地=外部空間があれば庭の提案も変わっていくでしょう。アウトサ ..
この続きはA-PLUGに会員登録して
読むことができます!
A-PLUGは工務店様・リフォーム店様などの
建築関係プロユーザー対象の会員制サイトです。