一般社団法人住教育推進機構理事長の大沼です。テーマは、「安い新築より高いリフォームがなぜ良いか?」ということです。今回のお題は「新築自由設計と戸建リノベーションの比較」についてです。間取りから考える新築自由設計と戸建リノベーションを比較すると、見えないコストが大きく違うことです。これをしっかりと把握していくことが大事です。新築自由設計の良いところは、間取りの自由度が高いということですね。好きなように間取りをつくれるというところが、まず一点です。あとは、仕様の自由度が高いということです。好きな素材を使えるということです。新築ですから、地盤改良工事もできます。これらが新築自由設計の利点になります。短所としては、イメージがつきにくいということがあります。これは、戸建リノベーションとまるで逆になります。戸建リノベーションは、今の家がどんな家で、これを変えていったときに、どんな風に変わるのか。風がどこから入ってくるか、光がどう入ってくるかというは、住んでいる人が良く分かっているわけです。新築ですと、これらのイメージが付きにくいということがデメリットになります。建替えをする場合、一番最初にお金がかかるのが、今の家の解体工事です。機械で壊すわけですから、庭も全部ダメになるので一からやり直しです。その後、地盤改良をします。一般的に工務店さんや住宅メーカーに行くと必ず言われるのが、家の値段の話ですけれども、実はその他の付帯工事の話や、税金の話は、まず出てきません。それら全部を考えていかないと、思っていたよりも後で非常にお金がかかるということになりますので、ここに気を付けて下さい。もし、戸建リノベーションではなく、やっぱり建て替えで新築自由設計がいいということになった場合は、ライフプランをしっかり ..
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