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2020/02/14 08:44 - No.709


第4回 よいビジュアルの条件


S100x100 syuhitsu
インスタ・テクニック!
石川 新治

2020/02/14 08:44 - No.709

 
S1200x600 s1200x600  %e6%8a%95%e7%a8%bf%e7%94%bb%e5%83%8f%e7%ac%ac4%e5%9b%9e %e3%82%a4%e3%83%b3%e3%82%b9%e3%82%bf 「あおり」のテクニックvol.3では、ようやくプロカメラマンの最も基本的な撮影テクニックについて書いてきました。何度も書きますが、広角レンズ一本で勝負しているようなプロでは、正直いって物足りなくなるはずです。そして、トリミングもある意味ではプロカメラマンの技量の一つと書きました。しかし、じつはvol.3で書いてきた、広角レンズとトリミングについては、プロカメラマンであれば、さらに高度なカメラ機材とテクニックを持っています。写そうとする画像は、絞りとレンズを通って、画像の受像部に届きます。これも既に説明してきたことです。この時に、良いレンズであれば投影する画像の範囲は、受像部以上に充分広い範囲まであります。そうであれば、その画像範囲の中で構図として良いところを自由に切り取れば良いのです。つまり、撮影時にトリミングをするようなものです。昔のアナログのカメラでは、じつは受像部であるフィルムを設置する乾板面を上下左右に移動させて撮影していました。この撮影術を「あおり」といいます。通常の撮影では、レンズの光軸は常に写真の中央にあります。レンズを水平、平行にして撮った、一点透視図的なビジュアルなら、消失点も必ず画像の中央にあります。しかし、あおって撮った写真では、広い画像範囲の中から受像部分をずらして撮影しているので、この消失点が画像の中心ではなくなります。このことに気づけば「あおり」のテクニックを使った写真であるか否かということが誰でも見極めることができるようになります。この「あおり」のテクニックによって、ビジュアルの構図の可能性は大きく変わります。今後のインスタ・テクニックでも中心となる大事なポイントです。デジタルカメラのシフトところが、時代はフィルムを使ったアナログカメラから、デジタ ..
 
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石川 新治
一社)住まい文化研究会

明治大学工学部建築学科卒業。1981年ミサワホーム株式会社に入社。技術部設計から販社営業を経て、宣伝部マネージャーとして企画広報活動全般を経験。2007年、MISAWAinternational株式会社にて200年住宅「HABITA」を展開する。住宅の工法、技術、営業、マーケティング、商品化、デザイン、広報、住まい文化など、全般に精通。現在、一般社団法人住まい文化研究会代表理事として、機関紙「おうちのはなし」を発行し、全国の地域工務店の活動を支援している。主な著作に、「おうちのはなし」(経済界)、「地震に強い家づくりの教科書」(ダイアプレス)がある。

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