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2020/08/28 07:40 - No.857


第9回 スマホで撮って合成した方が目的に合う場合もある


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インスタ・テクニック!
石川 新治

2020/08/28 07:40 - No.857

 
S1200x600 s1200x600  %e6%8a%95%e7%a8%bf%e7%94%bb%e5%83%8f%e7%ac%ac9%e5%9b%9e %e3%82%a4%e3%83%b3%e3%82%b9%e3%82%bf 人の眼の広角レンズそもそも今回のインスタ・テクニックは、カメラの仕組みから始まり、三脚や広角レンズやシフトレンズなどのプロカメラマンが駆使する機材のテクニックを書いていました。しかし、現代のスマホと画像処理アプリケーションの実力を知ると、結局、プロカメラマンの機材はほとんど必要ないことがわかりました。そして結局は、センスと呼ばれるような構図のとり方が勝負となります。重ねて書いてきたことですが、設計者が習い、そして頭の中でイメージしているであろう透視図で考えれば、さほど難しくはありません。と、思います。より良い構図で撮るためのカメラ位置が、比較的論理的に考えられることもご理解いただけたのではないかと思います。むしろ、高価な広角レンズと高性能なカメラを手に持つことで、プロになったという錯覚を起こしかねません。あくまでも住宅を撮影するという場合に限ってのことですが、、、その上で、さらにプロのカメラマンが、やろうとしないテクニックを重ねて書いておきたいと思います。そもそも当初にカメラのレンズのことを書きましたが、私たちが肉眼で見ている仕組みも、本来はカメラと同じです。水晶体がレンズ、虹彩が絞り、網膜がフィルムやCCD、CMOSになっているだけです。その上、両眼をあわせると200°近い範囲の映像を捉えています。そうです、超広角レンズを、私たちは持っています。でも、不思議に思いませんか?広角レンズで撮ったビジュアルは、とても歪んでいます。それは最近のスマホに搭載されている広角も同じです。特に住宅のインテリアを撮影すると、真直ぐであるはずの廻縁や巾木が曲がってしまいます。その極端な例は、魚眼レンズで撮ったビジュアルであり、パノラマで撮影したものも同様です。私たちはパノラマ撮影のように、首をぐ ..
 
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石川 新治
一社)住まい文化研究会

明治大学工学部建築学科卒業。1981年ミサワホーム株式会社に入社。技術部設計から販社営業を経て、宣伝部マネージャーとして企画広報活動全般を経験。2007年、MISAWAinternational株式会社にて200年住宅「HABITA」を展開する。住宅の工法、技術、営業、マーケティング、商品化、デザイン、広報、住まい文化など、全般に精通。現在、一般社団法人住まい文化研究会代表理事として、機関紙「おうちのはなし」を発行し、全国の地域工務店の活動を支援している。主な著作に、「おうちのはなし」(経済界)、「地震に強い家づくりの教科書」(ダイアプレス)がある。

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