デザイン・快適性・省エネ性能と同時に「構造安全性」はとても重要です。
全国で「構造塾」を展開する株式会社 M's構造設計の佐藤実氏より分かりやすく木構造の大切さと重要ポイントを解説していただきます。
今回は、木造住宅に制振装置を設置する場合の選択ポイントをがっちり解説します。
(前回記事はこちら)
◆耐震、制振、免震について
耐震は、建物自身の耐震性能で地震に耐える構造です。制振は、制振装置により建物に作用する地震力を吸収するものです。免震は、免震装置により建物に作用する地震力を伝えない構造です。
*厳密な理論よりは、イメージ先行での解説です。
◆耐震、制振、免震の組み合わせ
耐震、制振、免震の組み合わせは図の通りです。
耐震は単独で成立します。制振と免震は耐震との組み合わせが基本です。制振のみ、免震のみはNGです。
免震について、少し触れておきます。免震は耐震との組み合わせが基本ですが、木造住宅の場合、免震は不向きと言えます。なぜかといえば、
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