
当連載記事では、マンション管理士として豊富な経験と実績を持つコンサルタントが、管理組合が抱える様々な問題やお悩みを解決した事例、あるいは関係法令等の改正を含め管理組合にとって影響の大きい昨今の業界動向などをテーマに、『マンション管理に携わる皆様に役立つ情報』を提供してまいります。
筆者が2024年からコンサルティングしているマンション(神奈川県所在)で、管理会社の変更と管理委託費の削減を同時に実現した事例を紹介します。
<コンサルティング対象物件の概要>
■延床面積 :13,937 ㎡
■構造・階数:鉄骨鉄筋コンクリート造 地上15階 地下1階
■総戸数 : 132戸(ファミリータイプ)
■竣 工 :2001年11月
■駐車場 :126台(機械式設備:125台 平面式:1台)
◆管理組合からの相談内容
管理組合の副理事長さんから、「以前より管理会社に対する不満が燻っていたが、いよいよ限界に近づいているので、相談に乗ってほしい」との依頼を受けました。
その後、当社の業務内容について理事会で説明したところ、まずは「管理コスト適正化診断」を実施することになりました。
◆発覚した「ズサンな長期修繕計画」!
管理組合から委託契約書や決算書、長期修繕計画書などの資料を提供してもらい、現地調査を実施のうえ診断結果を報告しました。
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