築37年の空き家を事務所兼自宅にリノベーションして暮らしています。暮らしのジャーナリスト・ファイナンシャルプランナーの高橋洋子です。これまで格安で空き家を手にいれ、賢く活用する方法を、事例を交えてお伝えしてきました。空き家投資が軌道に乗ってきたら、お小遣い稼ぎや副収入を得るという感覚から事業へと発展させていく段階がくるかもしれません。そこで今回は投資から事業へ発展させるタイミングについてお伝えします。 5戸所有したら、事業規模になる! 空き家投資が軌道に乗ってきたら、お小遣い稼ぎ、副収入を得るという感覚から事業へと発展させていく段階がくるかもしれません。法人化するめどは、不動産投資が事業規模と認められる段階、5棟10室の物件を所有していること。一戸建ての場合は1戸が2室に換算されるため、5戸所有したのが1つの目安となります。もう1点、事業化するには、青色申告で確定申告をする必要があります。そのためには税務署に「個人事業の開業・廃業届出書」を開業から1ケ月以内にお住いのエリアの税務署に提出します。青色申告を行うことで3つのメリットを享受できます。1つは、青色申告を行うさいに、腹式簿記で細かく帳簿をつけることで、65万円控除が受けられること。2つ目は、セミナー参加費や物件の内覧にかかった交通費、大家さん仲間との接待交際費といった間接的な経費も計上できること。3つ目は、家族間で所得を分散することで税制面でのメリットが受けられることも。個人事業主として、軌道に乗ってきたら、さらに法人化をすることを検討してみてもいいでしょう。 修繕費などの支出と減価償却についてただ、築古の空き家の場合、減価償却費が多く出て、修繕費も経費に当てられるため、それほど、最初から税金対策を考えて法人化する必要は ..
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