コラム
こちらの連載では、現場監督がすぐに役立てることのできる木造住宅の品質管理ノウハウをご紹介します。全12回の連載では「構造躯体工事」にテーマを絞り、役割と目的、判断基準、現場事例、回避方法、対処方法に分けて解説を行います。連載第9回目となる今回は、「柱金物の取付位置・種類は設計図書通りである」について解説します。
役割と目的
柱金物(柱頭金物/柱脚金物/ホールダウン金物)の役割
▶木造軸組構造において柱金物は、上部構造体にかかる引抜力に抵抗する役割があります。
柱金物の確認
▶柱金物の取付位置や種類を確認することで、地震や台風時に計画通りの構造耐力が発揮されるかを確認する。
チェック基準
<柱脚・柱頭部分の金物の取付>
柱を横架材に緊結した柱頭部の図となります。また、柱脚部においては1階では土台(直接または床合板の上から)、2階では横架材(直接または床合板の上から)に緊結します。柱が横架材から抜けないように取り付ける柱金物の位置と種類を設計図書に基づき確認します。また、床合板の上から柱金物を設置する場合は、直接設置する場合とビスの種類が異なりますので長さ(色)に注意しましょう。
<ホールダウン金物の取付>
基礎と柱をホールダウン金物で緊結した図となります。また、柱頭部分においては横架材と柱を緊結します。柱が横架材から抜けないように取り付けるホールダウン金物の位置と種類を設計図 ..A-PLUGは工務店様・リフォーム店様などの
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