A-PLUGのご利用には会員登録が必要です
すでに会員の方はログインください

2023/03/16 08:00 - No.1265


第9回 柱金物の取付位置・種類は設計図書通りである


~思考が変われば現場施工も変わる!~構造躯体の施工実践メソッド
小村 直克

2023/03/16 08:00 - No.1265

 
コラム こちらの連載では、現場監督がすぐに役立てることのできる木造住宅の品質管理ノウハウをご紹介します。全12回の連載では「構造躯体工事」にテーマを絞り、役割と目的、判断基準、現場事例、回避方法、対処方法に分けて解説を行います。連載第9回目となる今回は、「柱金物の取付位置・種類は設計図書通りである」について解説します。 役割と目的 柱金物(柱頭金物/柱脚金物/ホールダウン金物)の役割 ▶木造軸組構造において柱金物は、上部構造体にかかる引抜力に抵抗する役割があります。 柱金物の確認 ▶柱金物の取付位置や種類を確認することで、地震や台風時に計画通りの構造耐力が発揮されるかを確認する。 チェック基準 <柱脚・柱頭部分の金物の取付> 柱を横架材に緊結した柱頭部の図となります。また、柱脚部においては1階では土台(直接または床合板の上から)、2階では横架材(直接または床合板の上から)に緊結します。柱が横架材から抜けないように取り付ける柱金物の位置と種類を設計図書に基づき確認します。また、床合板の上から柱金物を設置する場合は、直接設置する場合とビスの種類が異なりますので長さ(色)に注意しましょう。 <ホールダウン金物の取付> 基礎と柱をホールダウン金物で緊結した図となります。また、柱頭部分においては横架材と柱を緊結します。柱が横架材から抜けないように取り付けるホールダウン金物の位置と種類を設計図 ..
 
小村 直克
株式会社 NEXT STAGE

1968年2月生まれ。1990年大阪学院大学経済学部卒業後、小堀住研(株)(現:(株)ヤマダホームズ)、 そして建材商社を経て、2006年に(株)NEXT STAGEを創業。 民間でいち早く第三者検査事業をスタートさせ関西を中心に普及させてきたが、本質的な技術者の人財化や 品質向上への仕組みにギャップを感じ、2013年には、業界初の施工品質監査ナレッジマネジメント体系を業界に提唱し、 「監査」という独自の手法を用いたPDCAサービスを展開する。 現在では全国8拠点、800社を超えるビルダーがサービスを導入し、2020年には建築技術に特化した 学習環境プラットフォーム事業を本格化させ、2021年8月より、これまで蓄積してきたテクニカルビックデータを駆使し、 誰もが参入できなかったデータ&アナリティクス事業を実現させ、これからの住宅価値を変えるエッセンシャルな建設DXを 推進する。 

業務にあわせて効率UPができる
ツールをご提供!

お知らせ

各種お問い合せ

 2年以上前

イベント・セミナー全て見る>