YKK AP株式会社が発行する建築業界情報誌「メディアレポート」の「トピックス」では、住宅業界の最新情報、市場の動向・トレンドをご紹介しています。今回はメディアレポート 2025年1月号に掲載された「住宅の取得費、建築費、借入金は過去最高」の記事をご紹介します。住宅の取得費、建築費、借入金は過去最高戸建注文住宅の建築費は4,500万円台に(一社)住宅生産団体連合会の「戸建注文住宅の顧客実態調査」(2023年度)で、住宅価格の高騰が引き続いている実態が明らかになった。同調査は、主要都市圏における戸建注文住宅の顧客実態を体系的に調査・分析するもので、毎年実施している。今回の有効回答数は2,846件であった。平均顧客像をみると、世帯主平均年齢が40.2歳(前年度調査比0.4歳増)、世帯人数は3.1人(同0.6人減)と減少が進む。世帯主年齢は20年度まで若年化傾向が続いており、21年度からは2年連続で年齢アップとなったものの、今回再び下降に転じた。ただ、55〜59歳と70歳以上が微増ながら増加傾向が続いている。一方、戸建注文住宅取得者の世帯年収は1,148万円と一気に80万円もアップ、5年連続の増加が続いている。注文住宅の詳細をみると、延床面積は123.5㎡(同0.1㎡減)とほぼ横ばいなものの、住宅取得費(建築費と土地代の合計)は6,681万円(同311万円増)と11年連続の増加、また、9年連続で最高値を更新した。このうち建築費だけをみても4,566万円(同342万円増)と2年連続の4,000万円超え、11年連続の増加で8年連続の最高値の更新だ。注文住宅の建築費はいよいよ4,500万円台の時代に入ったと言える。住宅価格の高騰が続くが、特に21年度からの増加幅が大きく、21年度調査と比べ ..
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