はじまりはつぶやきから「ねぇ、〇〇ちゃんも今度学校に上がるから、そろそろ家を考えてもいい頃だと思うんだけど・・・」「そうだよね。家賃を払っているのも、考えてみればもったいないし・・・」「今年の春先には、また、賃貸の更新なのよね。」こんなちょっとした会話から、家を求めることは始まるものです。色々と検討してみると、少しずつ物価が上昇し、給料も少しずつ上がる機運です。そして毎週、不動産物件のチラシが入ってきます。そのチラシを見ると、本当に家賃を払うと思ったら、家も買えそうです。まわりの知り合いでも、家を買った話を聞くようになりました。マンションにしようか、それとも戸建ての注文住宅にしようか、夫婦で話し合いながら迷いに迷います。庭で犬でも飼って、子どもには情操豊かに育って欲しいと戸建てを中心に検討します。でも、実は家など求めたこともないので、どのように頼むのかもわかりません。土地を見ても、掘り出し案件など滅多になく、判断もできないことに気づきます。日曜の休みに分譲地のチラシを見て軽い気持ちで見学に行くと、建売り住宅なら生活のイメージも湧いてきます。簡単な資金計画をしてもらったら、思ったより手軽に買えることも分かりました。なにやら、有利な融資もあるとか・・・審査や抽選もあるというので、とりあえず申し込んで帰りました。結局、その案件で話しが進み、購入して住むこととなりました。故郷に住む夫婦の両親にも相談してみましたが、ようやく独り立ちするのだと喜んでくれました。暮しはじめた家族この話は、今の話しではありません。およそ30~40年前の風景として描いてみました。このような経緯で、家を求めたであろう人は、毎年30万近い家族の数になります。10年間で300万もの家族、1000万人の人口は全人口の1 ..
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