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2019/08/19 13:37 - No.535


第36回 お客様を守る、4つの権利


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がんばれ!地域の工務店(工務店とエリアマーケティング)
石川 新治

2019/08/19 13:37 - No.535

 
S1200x600 h1お客さまを守るためにかかりつけ医の4つの条件に続いて、今回はお客様の4つの権利の話です。お客様にとって、家を建てるということは、人生の中でも最も大きな投資です。慎重に慎重を重ねて検討しておきたいのは当然のことです。日常品を買うように、失敗しても買い換えれば良いと割り切れるものではありません。さらに、現物を見て売り買いをする売買契約とは違い、注文住宅は請負契約です。見慣れない図面を見て、お客様は完成を予想して契約することになります。また、家を建てるのには、とてつもない情報を必要としていて、流石の情報社会でも、お客様が自分ですべてを知ることは不可能です。そんな状況の中で、家を建てたお客様が不幸にならないためには、どのようなことを考えたら良いのでしょうか。逆に、現代の情報社会は、個人の不利益をSNSに載せて容易に発信できる時代になりました。地域での信頼がいちばんの拠り所である工務店にとって、お客様を守る気持ちほど、大切な理念はありません。こうしたお客様との関係、つまり消費者問題は、意外と古くから提唱されています。その骨子は、半世紀以上も前、アメリカの第35代大統領であるJ・F・ケネディが始まりであるといわれています。暗殺の謎が映画化されるなど、名前を聞いたことがある人も多いと思います。この偉大なアメリカ大統領が、提唱したのが「消費者の4つの権利」というものです。4つの権利そのケネディ大統領が提唱した「消費者の4つの権利」とは、次のようなものです。この後、消費者保護の制度など、各国でも盛んに制度化されるようになります。それは日本も同じで、1968年に『消費者保護基本法』が制定され、2004年6月に『消費者基本法』として改正されます。同法の基本理念では「安全の確保・選択の機会・情報及び ..
 
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石川 新治
一社)住まい文化研究会

明治大学工学部建築学科卒業。1981年ミサワホーム株式会社に入社。技術部設計から販社営業を経て、宣伝部マネージャーとして企画広報活動全般を経験。2007年、MISAWAinternational株式会社にて200年住宅「HABITA」を展開する。住宅の工法、技術、営業、マーケティング、商品化、デザイン、広報、住まい文化など、全般に精通。現在、一般社団法人住まい文化研究会代表理事として、機関紙「おうちのはなし」を発行し、全国の地域工務店の活動を支援している。主な著作に、「おうちのはなし」(経済界)、「地震に強い家づくりの教科書」(ダイアプレス)がある。

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