NEXT STAGEでは、住宅品質の安定と向上を目指して取り組みを実践し、成果を出しているビルダーを「優良ビルダー」と呼んでいます。優良ビルダーは「法的基準をただ守ればいい」「協力業者任せにする」というような現場管理をしていません。ビルダーと協力業者がともに品質向上させるという共通の目的意識を持ち、取り組みを行っています。当コラムでは、そんな優良ビルダーが実践している事例を紹介します。
通気層の主な目的は、「室内の湿気を通気層を通して外部へ排出させること」と「外壁等(1次防水)から侵入した雨水を通気層を通して外部へ排出する2次防水の役目」です。今回は、この通気層の目的を果たせなくなる恐れがある現場の不備事例をもとに、施工上の注意点を説明させていただきます。
通気層の入口となる水切り上の隙間がやや小さい事例です。通気を確保するために、外壁仕上げ材の下端と水切りとの隙間を一般的に10~15㎜程度あけます。(サイディングメーカーの施工要領書を要確認)
横胴縁が連続している事例です。胴縁に通気の隙間がないため、水切りから軒へ通気ができません。また侵入雨水の排出も横胴縁で妨げられてしまいます。通気を確保するために、一般的に1820㎜につき30㎜程度の隙間をあけます。(参考:フラット35木造住宅工事仕様書)
窓廻りの通気の隙間がほとんどない事例です。窓上の壁では通気の入り口が無いため、空気が滞留してしまいます。通気を確保するために、一般的に30㎜程度の隙間をあけます。(参考:フラット35木造住宅工事仕様書)
防水シートにたるみが発生し、通気の妨げとなっている事例です。たるみの無い施工が防水シート張りに求められます。また、防水シート端部のめくれも通気の妨げにな ..A-PLUGは工務店様・リフォーム店様などの
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