インスペクターは検査でどこを見るのか?何を指摘するのか?を解説していきます。現場での指摘事項が多く、特にその後発覚してしまったら大問題になるようなことは日頃から注意喚起が必要です。今回は、基礎完成検査で数多く見かける欠陥指摘です。1:天端レベルの精度現在は、天端レベラーを施工して基礎天端の水平をだしている工務店さんが多いですが、レベラーの精度が問題になるケースが多いです。見た目で水平がとれていないかな??と思うのは下記のような写真の現場です。レベラーの撹拌が不十分な様子レベラーの厚みが薄い、または厚い時も、一般的には精度が悪い結果が出ます。レベラーは厚み10mm施工が目安ですので、コンクリートの打設レベルやレベラー施工前のコンクリート均しも品質管理面では重要です。現場で上記のような施工状況をみると、天端の水平精度が悪いことが多いです。2:コンクリート仕上げ状況コンクリート表面の仕上げ状態が良くない場合には、品質面での問題は当然のことですが建て主からのクレームにも直結します。ぱっと見での施工不良は、その後の仕事の進め方にも影響しますので、注意を要します。次の写真は指摘の多い、コールドジョイントやジャンカです。適切な補修を実施すれば全く問題ないのですが、後手を踏んでしまうと大きなクレームに発展してしまう可能性が高いです。また、現在はインターネットなどで、様々な情報が入手可能です。下の写真は、気泡が多いですが、ジャンカとは呼べない状況です。しかしながら、建て主は「ジャンカがひどい」というクレームを工務店に申し送りをしていました。特に玄関周りや道路から見た正面など、目につきそうな箇所の気泡や軽微な欠けでも、先に補修をしておくことをお薦めします。3:アンカーボルトの出寸法次の工程への影響 ..A-PLUGは工務店様・リフォーム店様などの
建築関係プロユーザー対象の会員制サイトです。
建築関係プロユーザー対象の会員制サイトです。


















