◆国交省が重点プロジェクト “グリーンチャレンジ”
◆カーボンニュートラルに向け6つのテーマを設定
国土交通省が2050年カーボンニュートラル、グリーン社会の実現に向けた重点プロジェクト「国土交通グリーンチャレンジ」をまとめ、公表した。
同省は、脱炭素社会、気候変動適応社会、自然共生社会など「グリーン社会」の実現に向け、社会資本整備審議会・交通政策審議会に「グリーン社会WG」を設置、その審議成果を踏まえてまとめられたのが”グリーンチャレンジ“である。
2050年の長期を見据えつつ、2030年までの10年間に重点的に取り組むべき6つのプロジェクトを掲げ、国土・都市・地域空間におけるグリーン社会の実現に向けた分野横断・官民連携の取り組みを推進していく。
6つのテーマのなかで、特に住宅産業に関係するテーマが「省エネ・再エネ拡大等につながるスマートで強靱なくらしとまちづくり」。ここでは「住宅・建築物の更なる省エネ対策の強化」、「脱炭素と気候変動適応策に配慮したまちづくりへの転換」、「インフラ等を活用した地域再エネの導入・利用の拡大」という3本柱を掲げる。
省エネ対策の強化では、LCCM住宅やZEHなどの普及促進、既存住宅の省エネ改修の促進、木造建築物の普及拡大などをあげる。
まちづくりでは、AI・IoTなどの新技術や官民データなどを活用したスマートシティの社会実装の推進、防災・減災のための住まい方や土地利用の推進など、地域再エネでは公的賃貸住宅や道路、公園などを利用した太陽光発電の導入拡大などをあげた。
わが国のCO2総排出量の約3割を占める民生部門などにおける省エネ、再エネ利用などを推進するため、これらに戦略的に取り組んでいく。
[ご紹介]
YKK AP 株式会社 発行「メディアレポート 2021.11」
メディアレポート(2021.11)のPDFを閲覧したい方はコチラから
また、メディアレポートのバックナンバー一覧はコチラから