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2017/12/28 08:10 - No.183


第18回 前代未聞!空き家が100円で買える富山発「100円不動産」


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暮らし改善! 空き家活用研究会
高橋 洋子

2017/12/28 08:10 - No.183

 
S1200x600 1全国の都道府県のうち、持ち家率No.1の富山県。その富山県で、いま面白い取り組みが始まっています。その名も『100円不動産』。なかには1円で取引された家もあります。100円不動産の発起人でNPO法人とやまホーム管理サービス代表の中山聡さんにお話を聞きました。地方の空き家が100円で手に入る時代空き家のなかには、何十年も空き家になっていて、シロアリ被害にあっていたり、雨漏りをしたりしている場合があり、修繕費にお金がかかることから、買い手が見つからず、不動産屋さんも手の打ちようがないと困り果てていることがあります。そうした不動産のもらい手を見つけるために、ホームページ上で空き家を紹介する『100円不動産』という斬新でユニークなネーミングのサービスが富山県で始まっています。 たとえば、上の写真のように、富山県内で明治時代に建てられたと考えられる、築100年前後の歴史ある洋風建築の空き家も 100円で売りに出されました。富山県議会の初代議長の家で、数寄屋様式が採り入れられ、茶室つきの風情のある家です。45年もの間、住み手がおらず、空き家になっていたのです。 築100年の洋館も築50年輪島の家も100円 100円で売られた石川県輪島市の一戸建てもう1軒、実際に100円で売られたケースを紹介しましょう。家は築50年、柱や梁は太く頑丈な木造一戸建てです。 輪島塗で知られる石川県輪島市の最寄り駅から、クルマで40分以上かかる場所にあります。コンビニやスーパーも近くにありません。購入したのは、60代の男性。『100円不動産』を手がけるNPOのボランティア会員でした。家自体がとてもしっかりしたつくりで、改修したのはトイレと土間だけです。あとはNPOの仲間に手伝ってもらい、掃除をしたそうです。購入し ..
 
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高橋 洋子
暮らしのジャーナリスト

暮らしのジャーナリスト・ファイナンシャルプランナー 情報誌の編集、フリーライターを経て現職。空き家をリノベーションし、安くマイホームを購入。その家で話題の民泊に挑戦。ホームステイ型民泊を始めようと民泊サイトに登録後、30分で3組の予約問い合わせがあり、民泊の大いなる可能性を実感。空き家の有効活用の1つとして、民泊の魅力を伝えている。著書『3万円からの民泊投資術』『100万円からの空き家投資術』(WAVE出版)『家を買う前に考えたい! リノベーション』(すばる舎)など。

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