築37年の空き家をリノベーションして暮らしています、ジャーナリストの高橋です。空き家を安く手に入れるための方法として、競売や公売で落札する方法が挙げられます。じつは、私もかつて競売にかけられていた印刷会社兼住居を購入しました。競売や公売で、掘り出し物を安く手に入れている方もいます。今回は競売について解説します。不動産の「競売」とは、債権回収のために、債権者が裁判所に対して申立てを行うと、その不動産を裁判所が売却する手続きです。競売という方法で空き家を手に入れる競売物件に興味がある人は、裁判所のサイトなどで、どんな物件があり、どんな理由で競売にかけられているのかがわかるので、一度見てみるといいでしょう。見てみると、「えっ! こんなに安く、家が売られているの」と思うものの、そこからが難儀。転売業者が安く物件を仕入れるために参加しており、なかなか素人が参入するのは難しいもの。取材を続けるなかで、20回、競売に指値を入れたが、1度も購入できなかったという人もいました。ライバルに負けないように、高い金額を出せば、購入することもできるかもしれません。しかし、それでは、割に合わず、儲けにならないことも。先着順で購入できる特別売却競売のなかでも、「特別売却」といって、誰からも買いたいとの申し出がなかった場合にのみ行われる売却方法があります。この場合、『先着順』で購入できるのです。一番手で申し込めば、競売スタート時の金額で購入できるというメリットがあります。 買いたい人が複数いる場合は、「くじ」で購入者が決められます。デメリットは、競売物件の場合に共通していえることですが、購入後しか物件の中に入ることができない点。さらに現金一括払いで購入しなければならないこと。 玄関を開けてみないことには、家 ..
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