YKK AP株式会社が発行する建築業界情報紙「メディアレポート」では、毎月様々な情報をお届け。「クローズアップ」記事では国や企業・シンクタンク等の最新の調査から見えてくる業界動向や住まい手の嗜好・傾向などをご紹介しています。その中で今回は「住宅需要者の若年化が加速」と題した記事をご紹介します。
◆住宅需要者の若年化が加速、20代が2割に迫る
◆DINKsの割合も初の2割超えに
リクルート住まいカンパニーの「新築分譲一戸建て契約者動向調査」(首都圏)で、住宅購入者の若年化が進んでいることが明らかになった。
この調査は、2020年1~12月に首都圏で新築分譲一戸建てを契約した人を対象にしたもので、集計数は3345件だ。
契約世帯主の属性をみると、平均年齢は36.5歳。これは6年前の2014年契約者37.2歳から0.7歳若くなっている。「30~34歳」が最も多く29%、次いで「35~39歳」が23%と、30歳代が52%と半数を占めている。40歳代が22%、20歳代が18%、50歳以上が7%という内訳だ。
分譲一戸建て住宅の契約者ということで若年層がメインであるが、特に注目されるのが20歳代。6年前の調査では12%であり、年々その割合を高めてきており、2020年調査は調査開始以来最高の数字となった。戸建分譲住宅の購入者の若年層化が顕著に進んでいる。
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