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2022/08/15 07:30 - No.1195


定着する「新築・中古にこだわらない」|YKK APメディアレポート(クローズアップ Vol.18)


クローズアップ - YKK APメディアレポート -
A-PLUG 事務局

2022/08/15 07:30 - No.1195

 
YKK AP株式会社が発行する建築業界情報紙「メディアレポート」では、毎月様々な情報をお届け。「クローズアップ」記事では国や企業・シンクタンク等の最新の調査から見えてくる業界動向や住まい手の嗜好・傾向などをご紹介しています。その中で今回は「定着する "新築・中古にこだわらない"」と題した記事をご紹介します。

今回ご紹介するのはメディアレポート 2022.04に掲載された記事です。冊子PDFは下記よりご覧ください。

⇒ 冊子PDFを閲覧する


定着する「新築・中古にこだわらない」

コロナ禍で既存の"早く入居できる"もポイントに


住宅取得において「新築住宅にこだわらない」層が増加、中古住宅を視野に入れての家探しが定着しつつある状況が、不動産流通経営協会の「第26回(2021年度)不動産流通業に関する消費者動向調査」で浮き彫りになった。

同調査は、首都圏で2020年4月~2021年3月末までに住宅を購入(引き渡し)した世帯に調査したもの。

新築住宅を購入した人のうち「新築のみ」を探した人は45.3%(前年比1.1ポイント減)と微減になったが、「主に新築」は36
.8%(同4.1ポイント増)、「新築・既存にこだわらない」は17.3%(同1.9ポイント減)であり、合計54.1%と昨年に引き続き5割を超えた。

一方、既存住宅を購入した人については「既存のみ」を探した人は24
.1%(同0.6ポイント減)、「主に既存」は25.7%(同2.0ポイント減)と、ともに4人に一人。合計49.8%と、過去最高であった前年の52.4%からは減少したとはいえ半数を占めている。また、「新築・既存にはこだわらなかった」は47.0%と同2.7ポイントのアップとなった。

既存住宅を購入した理由は、「手頃な価格だった」、「希望エリアの物件だった」の2項目が69
.7%とトップ。続く「良質な物件であった」が51.0%と同4ポイント増と大きく増加した。このトップ3は前年と変わらず、価格と立地はもちろん、住宅の質が購入の決め手となっているようだ。

4位以降は「新築にはこだわらない」、「早く入居できるから」、「リフォームするつもりだった」、「いずれ住み替える」の順。これらのなかで特に注目されるのが「早く入居できるから」で、同7.9ポイントものアップとなった。

別の設問で、「新型コロナが住宅に影響した」との回答が全体の3割に達し、そのうち54%が「当初予定より購入時期を早くした」と回答しており、コロナ禍で「早く入居できること」も既存住宅の魅力の一つとして訴求したようだ



[ご紹介]

YKK AP 株式会社 発行「メディアレポート 2022.04


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