現状、戸建て住宅で断熱計画を考える場合は冬をメインに設計していることが多いと思いますが、今後は温暖化がますます進み温度の上昇が見込まれることが分かっています。これを踏まえると、冬だけに目を向けるのではなく、今後の温度上昇も意識した断熱計画が重要になってくると考えられます。本連載では、その将来性を考慮した設計についての検討を行います。前回は単純な建築モデルを使って、将来的な日射量の増加の具体的な影響度合いについてシミュレーションを基に検討しました。今回は更に踏み込んで、窓ガラスの日射熱取得率(η値)によって、どの程度日射熱を防ぐことが出来るのかを検討したいと思います。今回もゼネコンの株式会社竹中工務店が開発した将来気象データMet.box ※1の2060年のデータと建築設計用気象データArchi Climate※2の2011年から10年間の標準年のデータを利用して検討していきたいと思います。また、シミュレーションに利用するのはClimate Studioというソフトを利用して検討します。※1:データは公開されており、以下リンクからダウンロードページにアクセスできます。将来気象データMet.boxhttps://www.takenaka.co.jp/news/2024/07/06/※2:建築設計用気象データArchi Climatehttps://climate.archlab.jp/※3:Climate Studiohttps://www.solemma.com/climatestudio計算に用いる日射熱取得率(η値)の整理今回は前回と同じ単純な建物モデルを利用して、ガラスの屋内側に入る日射の量を検討したいと思います。前回の検討では、上の図のような南に面した窓を持つ建物のガラス ..A-PLUGは工務店様・リフォーム店様などの
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