◆見落としがちな住宅物件情報は
コンセント、冷蔵庫、電波
アットホームが、全国加盟店1086店を対象とする「不動産のプロが選ぶ!住まい探しで見落としがちな物件情報」ランキングを発表した。
住宅情報を集める際や内見時に見落としがちな物件情報の1位は「コンセントの位置、数」。コメントでは、「特にキッチン周りのコンセントの場所と容量は大切。炊飯器や冷蔵庫、オーブン、電気ポットなどは消費電力が多い。また、距離も重要」との声があり、物件写真には写っていないこともあるので、内見時に確認することが大切とした。2位は「冷蔵庫の位置と冷蔵庫扉の開く方向」、3位は「携帯電話の電波の入り具合」となった。電波の入り具合について、不動産会社からは「付帯のインターネット環境も合わせて確認すべき」という声が上がった。テレワークが一般的になりつつある昨今、回線が混み合うこともあると、入居前の確認を勧めている。
また、不動産会社を訪問する前に、ポータルサイトで確認しておくべき物件情報ランキングでは、「費用(賃料、敷金、保証金、礼金、管理費など)」、「間取り」、「入居可能日」の順。特に、入居可能日について、「入居希望時期とすり合わせが大切」、「入居は2カ月後という物件もあるので注意が必要」、「まだ前の方が入居中の場合、内見にご案内できない」などのコメントがみられた。ポータルサイトで物件を探すアドバイスとしては、「ポータルサイトの物件紹介ページに載っているおすすめコメントには自分の目線ではわからないアドバイスがあるので必ず見ておいた方が良い」、「定期借家契約の記載を見逃す方が多い。契約年数も合わせてチェックが必要」といったものが挙げられた。
同社が9月に発表した「2022年上半期問合せが多かった条件・設備〜賃貸編〜」では、条件の1位が「毎月の家賃を下げたい」、設備の1位が「インターネット接続無料」となっている。しかし、家賃のほかにかかる費用を把握していなかったり、インターネットが無料でも接続が悪ければ、住みにくくなってしまう。住まい探しの際には、そういった点も確認する必要がありそうだ。