リフォーム市場でいま注目を集めている経営者に密着した、連載第二弾。株式会社サンプロが提供する「サンプロ おひさま基金」は、新築・リフォーム・不動産の契約時に、契約金の一部を各支援団体に贈ることができる新たなカタチの社会貢献活動として注目されています。今回は代表取締役の青栁弘昭さんに、創業間もない頃のエピソードから、顧客満足への取り組みが自社の従業員満足に繋がった事例まで、“人と人とのつながり”をテーマに幅広くお話を伺いました。道徳性と経済性の両立これは、今後、企業が生き残っていく為に重要なキーワードの一つだと思っています。会社が経営理念やビジョンで、この二つの両立を掲げることはそんなに難しくありません。けれども実際に両立させるためには、社員の一人ひとりがこの意味を本当に理解して実践していくことが出来なければ実現できません。建築で言うところの道徳性とは、品質・安全の確保やアフターサービスの充実ということであり、経済性とは言うまでもなく、利益を上げるということですが、現場レベルでこれをもっとわかり易く言うと「お客様の不利益になることはしないで、利益を上げる」ということです。言葉にすると簡単に聞こえますが、これが意外と難しい。と言うか、実は無意識のうちにお客様の不利益になることを勧めていることに気が付いていなかったりするのです。モノを売ることだけを考えてきた営業マンは、本当はお客様がヒトやコトで選んでいるということに気づきません。業界経験が長く、商品知識も豊富な人の方がモノに頼った営業をしがちで、なかなか契約できないときの言い訳が、商品力に対する不満や他部署に対する愚痴になってしまいます。うわべだけの会話や通り一遍の営業トークでは、ヒトやコトで選んでもらうことは出来ませんから、意外と ..
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