いま新築・リフォーム業界で企業のチカラを上げるために、必要な視点と技術は何か。長らく業界のトレンドを追ってきた株式会社新建新聞社 代表取締役社長で、建設・住宅系メディア『新建ハウジング』の発行人でもある三浦祐成氏に、いまの時代に沿った実践マーケティングを解説いただく、新連載がスタートします。このサロンの趣旨このサロンでは、設計者・技術者の方にこそ考えて欲しいマーケティングとプロモーション・セールスの手法について考えていきます。 そんなの社長や営業、広報の仕事だ、関係ない、とは思わないで欲しいのです。これらは全員が一致協力して進めるべきことだからです(設計や現場監督を兼務されている社長さんはなおさらお読み下さい)。 まず考えたいのは、性能の「見える化」の手法と顧客への説明・説得の手法です。これだと実務に直結する話ですし、設計者・技術者の皆さんの知識とアイディアを受注・売り上げアップに活かすことができます。少しは興味が湧いてきたでしょうか。 とはいえ、こうした具体論に進む前に、共有しておきたい基本があります。何回かだけそうした基本をお伝えします。 マーケティングって?先ほど述べたマーケティングとは、1「誰に(理想の顧客=ターゲティング)」2「何を(理想の家・暮らし=商品開発)」3「いくらで(価格=プライシング)」4「どうやって(強み・売り方・つくり方・守り方=仕組み化)」を明確化することを言います。マーケティング=生き方を決めること、と言っても過言ではありません。マーケティング=市場調査のようなイメージがありますが、市場調査はこれらを明確化するために必要ないちプロセスに過ぎません。 同様にプロモーションやセールスもマーケティングと同じように捉えられがちですが、プロモーションは ..
この続きはA-PLUGに会員登録して
読むことができます!
A-PLUGは工務店様・リフォーム店様などの
建築関係プロユーザー対象の会員制サイトです。