フィンランド、ヘルシンキ在住の大村裕子です。フィンランドの建築について住宅を中心に、建築士の視点でレポートしていきます。今回はSIOフィンランドインテリア協会の70周年セミナーについて紹介します。フィンランドインテリアアーキテクト協会SIOとはフィンランドではインテリアのデザインをする職業を、インテリアアーキテクトと呼びます。日本のインテリアコーディネーターと近いと思います。インテリアアーキテクト協会(英語でThe Finnish Association of Interior Architects)SIOは1949年に設立されました。先日70周年を迎え記念セミナーがありました。SIO フィンランドインテリアアーキテクト協会 ホームページ 英語https://sio.fi/en/歴史のある建築がセミナー会場セミナー会場はキルタサリという建物で、 フィンランドの建築家Einari Teräsvirta(エイナリ テラスヴィルタ) が設計し1952年に完成しました。機能主義でシンプル、かつエレガントなスタイルが特徴です。1階玄関を入ったところの階段ホール。曲線の階段が来客を迎えます。2階にあるロビーには、おもわず座ってみたくなるベンチ。個性的な壁は木のパネルで、ドアと統一感があります。左の階段からセミナー会場の三階へ。2階にはコートを預けるカウンターがあります。天井や壁の照明のデザインも素敵です。記念セミナー約4時間のセミナーで4人のプレゼンテーションがありました。海外からのゲストスピーカーも2人来ていました。家具のデザイナーとしてフィンランドでレジェントとよばれる Yrjö Kukkapuro (ウルヨ クッカプロ)です。若い時に中国へ旅行して、インスピレーションを得たそうです。 ..
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