フィンランド、ヘルシンキ在住の大村裕子です。フィンランドの建築について住宅を中心に、建築士の視点でレポートしていきます。引き続きハウジングフェア2019についてレポートします。(前回の記事はこちら)シニアが集まって住む住宅 No25 ハウジングフェア2019の目玉企画の1つは、シニアが集まって住む住宅です。1棟は4戸で構成され、全部で8棟あり合計32戸となっています。単身、または2人で住むことできます。 Photo: ハウジングフェア ホームページより。http://asuntomessut.fi/messukodit/talo-esikko/Photo: パンフレット Deko 2019/7 より1棟のプランです。床面積は143,5㎡、平屋建てです。A1‐A4の個室にはそれぞれキッチン、トイレシャワーがあります。A1、A3、A4は単身用の大きなワンルームです。A2は寝室が別になっていて、2人で住みます。4つの個室の中心には、共有のリビングルームがあります。上図の左角にあるのは、共有サウナです。フィンランド人にとって、サウナは欠かせません。Photo: Finnish Housing Fair, photographer TAVATON media共有リビングルームPhoto: Finnish Housing Fair, photographer TAVATON media個室Photo: Finnish Housing Fair, photographer TAVATON media 個室コミュニティスペース No27 このシニア住宅群の隣には、別棟でコミュニティスペースがあります。住民が集まってミーティングをしたりくつろいだりできるようになっています。55.5㎡の平屋で、 ..
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