ともこ@住宅ライターです。本連載は、パッシブハウスジャパン理事であり建築家の松尾和也さんに、エコハウスの基本的なことについて解説いただくシリーズです。第3回は、「施主が求める断熱性能」をテーマにお聞きしました。松尾和也(Kazuya Matsuo)さんプロフィール有限会社松尾設計室 代表取締役(平成18年4月1日~)。1975年 兵庫県出身。1998年九州大学工学部建築学科卒業(熱環境工学専攻)。JIA(日本建築家協会)登録建築家。一級建築士。APECアーキテクト。2005年サスティナブルTOKYO世界大会で「サスティナブル住宅賞」受賞。「健康で快適な省エネ住宅を経済的に実現する」がモットー。設計活動の他、「日経アーキテクチュア」「日経ホームビルダー」「建築知識」「新建ハウジング」等の専門誌への執筆活動や「断熱」「省エネ」に関する講演も行なっており、受講した設計事務所、工務店等は延べ5000社を超える。2009年パッシブハウスジャパンを立ち上げ、理事としてドイツの最先端省エネ建築の考え方を、日本の気候条件に合わせる形で普及促進活動を行う。日本エコハウス大賞の審査員も務める。著書には「ホントは安いエコハウス」「あたらしい家づくりの教科書」がある。松尾さんの講演活動についてもっと知りたい人は第1回をご覧ください。 箕岡智子(以下智子)「前回は、実際に松尾設計室がてがけたM様邸を例に、解説いただきました。今回も、引き続きよろしくお願いします。」松尾和也さん(以下敬称略)「はい!よろしくお願いします。」何をもって「高断熱」といえるの?智子「近頃は、高断熱や、高気密といった言葉をよく見かけるようになりましたが、やはり、これからは高断熱・高気密が当たり前なんですか?」松尾「これからはとい ..
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