YouTubeは消費者との交流ツール
前回、コロナ禍で木造住宅業界が大きく変わってきた話をしました。
そのきっかけのひとつがYouTubeです。僕自身2020年5月からYouTubeを本格的に始め、様々なことが見えてきました。今回はYouTubeから見えてきたこと、そこから派生した取り組みについて紹介します。
弊社が10年間行ってきた「構造塾」(2010年スタート)は、建築士、建築業者を対象に木造住宅の耐震性能の大切さ、構造の基礎の基礎を伝えてきました。その構造塾の講座をよりかみ砕き、対象者を「消費者」に向けたのがYouTube「構造塾」チャンネルのコンセプトです。
YouTubeは一方的な発信ツールと思っていましたが、始めてみると動画を視聴した消費者から多くのコメントを頂き、回答しているうちにYouTubeは消費者との交流ツールであることがわかってきました。
多くのYouTuberはコメントをほぼ返信していません。まあ、構造塾の数十倍のコメントに返信しきれないと思います。構造塾へのコメント数は多くないため、毎回しっかり回答していました。
そうすると面白いことに、構造塾に来るコメントが動画の感想から、質疑、相談へと変わっていき、当然、コメントの文字数も増えてきました!家づくり駆け込み寺状態です。
その消費者との交流で見えたきたことは、
・建築系YouTuberの言う、「高性能な住宅」をつくる業者を紹介して欲しい
・気になる業者が「高性能な住宅」をつくっているのか調べてほしい
そう、業者探しに困っていました。
全国の業者を統一基準で一覧化する「業者リスト」
当初、このような問い合わせに、構造塾会員や知り合いの建築業者を紹介していましたが、膨大な問い合わせに対応できず・・・さらに、気になる業者の会社HPを確認しても、「性能」が明確に表記されていない。
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