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2020/12/07 10:21 - No.939


拡大する自然災害による被害 家づくり・まちづくりに 求められる風水害対策


住宅トレンド - YKK APメディアレポート -
A-PLUG 事務局

2020/12/07 10:21 - No.939

 
増える風水害被害額令和元年は2兆1500億円に自然災害が多発、大きな被害を生み社会的な不安が高まっている。特に近年、その被害が深刻なのが台風や集中豪雨などによる水害である。河川の氾濫や高潮といった直接の”水“の被害、さらに土石流や地滑りも人の生命や財産を脅かす。国土交通省が先にまとめた「令和元年の水災害被害額(暫定値)」は、こうした災害による被害が拡大していることを裏付けている。国土交通省は、昭和36年からは洪水、内水、高潮、津波、土石流、地滑りなどによる被害額(建物被害等の直接的な物的被害額等)をまとめている。この報告によると、令和元年の全国における水害被害額は約2兆1500億円と、1年間の津波以外の水害被害額が統計開始以来最大となった。ちなみに、これまでは平成16年の約2兆200億円であり、1300億円も上回ることになった。過去20年間の水害被害額をみると、平成16年の2兆200億円をのぞくと、おおむね5000億円を下回る水位が続いているが、平成30年、令和元年と2年連続で非常に大きな被害額となった。台風19号は過去最大の被害額国をあげての対策が加速令和元年に最も被害が大きかったのが「令和元年東日本台風(台風19号)」で、水害被害額は約1兆8600億円。台風19号は関東甲信地方、東北地方など広い範囲で降水量の観測史上最大を更新するなど記録的な豪雨となり、全国142カ所で堤防が決壊するなど甚大な被害が発生した。その被害は、死者84人、行方不明者3人、家屋の全壊約3000棟、半壊約1万8000棟、床上浸水約2万棟、床下浸水約4万棟におよぶ。台風19号の被害額は、それだけで令和元年1年間の被害額の87%を占める。これは津波以外の単一の水害による被害額としても統計開始以来最大のもの ..
 
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