「庭時間を楽しむ」■ 眺める庭から使う庭へ庭園と言えば景色を楽しむことを重視されていた時代もありますが、現在はライフスタイルに合わせて庭を有効的に使いたいと考えるお客様も多くなっています。そのご希望である機能性を備えながら居心地の良い住空間を考え、ふと外に出たくなるような仕掛けをデザインに取り入れながら住宅と庭が交わる空間づくりをご提案しています。庭のインテリアとしても楽しめる作業台兼物置■家の中に庭を取り込む日々の生活を考えると、大半は室内で過ごす時間の方が多いもの。リビングでは毎日目にする窓越しの景色だからこそ飽きのこないピクチャーとして楽しんでもらいたいと思っています。例えば樹木を窓際に配植した場合、目隠し効果としても有効で、カーテンや床に映り込む樹木や風にそよぐ葉の陰影はとても美しいものです。そして近景となる樹木の存在は、景色を重視する室内からの眺めにとって必要な空間デザインのひとつです。庭の大きさに関わらずあえて視線を遮るように樹木を植えることで奥行きを表現することができます。この表現方法はEGアカデミーの授業の中でも生徒さんに伝えるようにしています。リビング&ダイニングからの眺めを考えた植栽レイアウト〈リビングからの景色〉写真左:左手前の葉(アオダモ)が近景、右の樹木(ナツハゼ)が中景にあてはまり、奥行きを演出しています写真右:ポイントとなる樹木は季節の移り変わりを感じるものを選ぶようにします■庭とのつながり仕事をする上でお客様の植物離れを感じておりますが、暮らしに緑を推奨している立場としては植物を身近に感じ触れ合うキッカケになるようなご提案を心掛けています。デッキやテラスを設け天気の良い日には、窓を開け放し庭のベンチでのんびり読書をするなどゆったりとした休日を過ご ..
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