埼玉県東松山市で、リフォーム会社を営む株式会社ビバハウスの西川敏行社長。西川社長が昨年、新規事業として着手したのが、障がい者向けグループホームである。昨今、障がい者向け施設での殺傷事件などを、ニュースで耳にすることもあるが、障がい者向けグループホームとは、どんな施設なのだろうか。そして、なぜ、リフォーム会社が、この事業に新規参入したのだろうか? 西川社長にインタビューをした。4回にわけて紹介する。第1回目の本記事では、障がい者向けグループホームの可能性について解説する。リフォーム業だけでは、先細りするという危機感からなぜリフォーム会社が、障がい者向けグループホームに参入することになったのだろうか?西川社長は次のように話す。「現代の社会では、共働き家庭が当たり前となってきましたが、企業にとっても同様に、収入の柱はいくつあってもいい。副業や多角的経営の必要性を感じていました。リフォーム業や工務店などは、なかなか現状のままでは厳しいでしょう。もう1つ柱になるビジネスを作らなくてはと思っていました」。きっかけとなったのは、市民団体の代表をしていたことだ。「もともと市民団体の代表をやっており、その中で、障がい者の生活支援のニーズが高いことを知りました。市民団体で活動していて分かったのは、ボランティアでは継続性に欠け、事業化しないと続かないということです。そのため、本業であるリフォーム会社から派生させた形で、何ができるか考えたところ、この事業だったのです」。リフォーム事業の一環としても、障がい者向けのリフォームなどを行っていたことから、市町村とも付き合いがあった。市町村から、この仕事に興味がないかとも言われていた。一番のきっかけは、妻の両親そんな中、障がい者向けグループホームを始めるにあた ..
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