昨今、中古マンション市場の盛り上がりを取り上げるニュースは多い。業界メディアだけではなく、一般向けの雑誌やテレビでも、「中古マンション」をキーワードに用いた特集を目にするようになってきた。業界向けの話題としては、2016年の首都圏の中古マンションの成約件数が新築マンションのそれを上回った、というニュースを目にした方も多いと思う。中古マンションの成約件数は37,189件(東日本不動産流通機構より)、新築マンションの成約件数は35,772件(不動産経済研究所より)だったという。消費者動向における小さな変化を越えて、中古マンションという選択が一般的になってきていることは、数字でも目に見えるようになってきている。 そして、「中古マンション」とセットにして注目されているのが「リノベーション」。リクルート住まいカンパニーが実施した『住宅購入・建築検討者』調査(2016年度)によると、全国でのリノベーションの認知度は96.9%。そのうち「関心がある」と答えたのは52.1%で4年前の約1.8倍にもなった。なお、首都圏での認知度・関心度は共に全国の数値よりも高い。 この「中古マンション」×「リノベーション」という領域に特化して、不動産の流通プラットフォームを展開しているのが「カウカモ」である。2年前に中古リノベーション物件の情報を掲載する不動産メディア「cowcamo.jp」からスタートし、購入や売却に関するエージェントサービスや、購入希望者向けのリノベーションデザイン、事業者向けの物件プロデュースまでをカバーする事業として拡張してきた。 カウカモで流通している物件は、まだ個人の売り主よりも不動産会社が売り主となるケースが多い。中古マンションを仕入れて、リノベーションをして、現代的な住まいにア ..
この続きはA-PLUGに会員登録して
読むことができます!
A-PLUGは工務店様・リフォーム店様などの
建築関係プロユーザー対象の会員制サイトです。