こんにちは。更新が遅くなり、季節外れの感もありますが、今回は最後の冬のサーモ画像を見ていきたいと思います。まずは大型屋内施設の壁面。サーモグラフィカメラに搭載されているデジタルカメラの画像から。 温度からチェックしてみましょう。①の最高温度は46.8℃となっていますが、これは暖房の温度をカメラが拾っているからですね。次に、②の最低温度は16.9℃となっていますが、この温度をどう捉えるかは外気温の数値も必要ですよね。撮影当日の外気温は約8℃位でした。窓のような熱損失の大きい箇所が有りませんので、その他に冷気が伝わったり、進入したりする箇所があるのかもしれません。
次にサーモグラフィカメラで撮影した熱画像を見てみます。ぱっとみて気になった箇所を3点印をつけました。①と②に印をつけたのは似たような構造であるのに、色調が異なっているおり(①は緑、②は黄色が多い)、どの程度温度差があるかを確認する為です。③は壁面に1箇所独立したコールドスポットができているため、こちらも注目点として印をつけました。サーモグラフィカメラには解析用のソフトウェアがついてきますので、そのソフトを使用して実際にどの程度の温度差、ばらつきがあるのかを確認します。解析画面①と②の温度を比較していきますと最大温度の差は0.6℃、最低温度の差は0.8℃でしたので、どこか一箇所で特別な温度差があるというよりは、全体の平均的な温度が異なるため色あいが異なって見えているようです。通常室内では暖かい空気は上部に移動しますので壁の素材が違うとか、厚みが異なっているとかそういった理由によって色あいが異なって見えているのかもしれません。また目地の部分も冷たいブルー系の色で表示されています ..
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