フィンランドのヘルシンキ在住の大村裕子です。
フィンランドの建築について住宅を中心に、建築士の視点でレポートしていきます。共働きが普通。家事も子育てもパパとママが一緒に。フィンランドでは大多数の家庭が共働きです。パパもママが協力して子育てをします。ママだけでなく、パパも育休をとります。フィンランドは子育てに優しい国として知られています。例えばバスや電車で大きなベビーカーを折りたたむことなくそのまま乗ることができ、ベビーカーを押している人は無料です。 またフィンランドの赤ちゃんが生まれる家族には、「マタニティーパッケージ」と呼ばれる箱が送られてきます。この箱はいわばスターターキットで、防寒服、手袋、帽子、洋服、、、等赤ちゃんに必要な約50点が揃えられています。フィードバックにより改良を重ねて、毎年デザインも変わります。同じデザインの服を着ている子供達は同じ年とわかります。そしてこの箱は、そのまま新生児のベッドに使うこともできます。 マタニティーパッケージの動画です。出典: http://www.kela.fi/web/en/maternitypackage 住宅での時短の工夫。共働きでは家事にそれほど時間をかけることができません。北欧でよくある、家事時間を短縮できる設備を紹介します。 まずキッチンです。ビルトイン食器洗い乾燥機食器と、ビルトインオーブンは標準装備されています。単身者用マンションでは食器洗い乾燥機はないこともありますが、オーブンは必ずあります。 私はスウェーデンとフィンランドの家庭でホームステイをしたのですが、両家族とも共働きでした。例えばお父さんが週末にオーブンで肉料理を大量に作り置きをしたり、お母さんが朝短時間でささっとオーブンでケーキを作ったりしていまし ..
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