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2017/12/08 09:34 - No.170


第7回 フィンランドのライフスタイル|一般編


北欧住宅事情(フィンランドから)
大村 裕子

2017/12/08 09:34 - No.170

 
フィンランドのヘルシンキ在住の大村裕子です。 フィンランドの建築について住宅を中心に、建築士の視点でレポートしていきます。共働きが普通。家事も子育てもパパとママが一緒に。フィンランドでは大多数の家庭が共働きです。パパもママが協力して子育てをします。ママだけでなく、パパも育休をとります。フィンランドは子育てに優しい国として知られています。例えばバスや電車で大きなベビーカーを折りたたむことなくそのまま乗ることができ、ベビーカーを押している人は無料です。 またフィンランドの赤ちゃんが生まれる家族には、「マタニティーパッケージ」と呼ばれる箱が送られてきます。この箱はいわばスターターキットで、防寒服、手袋、帽子、洋服、、、等赤ちゃんに必要な約50点が揃えられています。フィードバックにより改良を重ねて、毎年デザインも変わります。同じデザインの服を着ている子供達は同じ年とわかります。そしてこの箱は、そのまま新生児のベッドに使うこともできます。 マタニティーパッケージの動画です。出典: http://www.kela.fi/web/en/maternitypackage 住宅での時短の工夫。共働きでは家事にそれほど時間をかけることができません。北欧でよくある、家事時間を短縮できる設備を紹介します。 まずキッチンです。ビルトイン食器洗い乾燥機食器と、ビルトインオーブンは標準装備されています。単身者用マンションでは食器洗い乾燥機はないこともありますが、オーブンは必ずあります。 私はスウェーデンとフィンランドの家庭でホームステイをしたのですが、両家族とも共働きでした。例えばお父さんが週末にオーブンで肉料理を大量に作り置きをしたり、お母さんが朝短時間でささっとオーブンでケーキを作ったりしていまし ..
 
大村 裕子
Leppänen Architects

フィンランド、ヘルシンキ在住。一級建築士。 1996年北海道大学工学部建築工学科卒業。スウェーデンハウス株式会社で16年設計に携わる。主に北海道、千葉、東京にて202邸の注文住宅、別荘、店舗等を設計。 その後スウェーデン、フィンランドにて設計事務所にて住宅を設計。フィンランドの北欧建築視察専門の旅行会社を経て、現在はフィンランドの設計事務所Leppänen Architectsに在籍。

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