フィンランドのヘルシンキ在住の大村裕子です。フィンランドの建築について住宅を中心に、建築士の視点でレポートしていきます。今回は工事中のハウジングフェアを紹介します。 ハウジングフェアとはハウジングフェアとは毎年フィンランド各地で場所を替えて開催される、大規模な住宅博覧会です。日本の住宅展示場に似ているのですが一般公開は夏の一か月のみで、閉会後すぐに移り住み実際の住宅地となります。つまりほとんどの住宅で、すでに住む家族が決まっています。 住宅の展示だけでなくインテリア、住宅設備、家具、ガーデニングなどのブースもあります。常設の住宅展示場がないフィンランドでは、一度に多くの住宅や新しい試みを見学する絶好のチャンスでもあります。フィンランドでは大人の98%が知っているという人気のイベントの1つです。またこのイベントは、ハウジングフェアフィンランドNPO、市町村、ビルダーやディベロッパーの3者が協力して行われています。何もない森に道路や交通を整備するところから始めることもあります。2018年は7月6日から8月5日までポリで開催されます。ポリはヘルシンキより列車で約3時間半です。
ハウジングフェアオープンまであと約1ヶ月となり、工事の最終段階に入っています。■photo by Taro Mori ■photo by Taro Mori2017年のハウジングフェアは、7月14日から8月13日までミッケリにて開催されました。その時の様子を第2回、第3回の記事で紹介しています。第2回 ハウジングフェア https://aplug.ykkap.co.jp/communities/29/contents/135
第3回 ..
この続きはA-PLUGに会員登録して
読むことができます!
A-PLUGは工務店様・リフォーム店様などの
建築関係プロユーザー対象の会員制サイトです。