フィンランドのヘルシンキ在住の大村裕子です。フィンランドの建築について住宅を中心に、建築士の視点でレポートしていきます。
前回リポートしたハウジングフェアの続報です。大きなウッドデッキを持つログハウスログハウスの平屋で128㎡あります。住宅よりウッドデッキの方が大きく、プール、ジャグジーなどがあります。オープンキッチンのリビングルームです。斜天井の木張りに沿って、すっきりと照明器具が埋め込まれています。壁に取り付けられているのは、猫が登り降りできる階段です。大きな筒の部分では、猫が休むこともできます。断熱レンガ造のペア住宅2家族の家がガレージでつながっています。それぞれ130㎡です。この住宅は断熱性能を持ったレンガで建てられています。フィンランドではバルコニーを広めにとり家具を置き、ガラス扉で囲むのが人気があります。手すりより上のガラス扉は開閉ができます。春夏の肌寒い時期にも第二のリビングルームとして活用できます。暖炉のあるリビングルーム。リビングにつながるバルコニーは川に面しています。もう1軒のリビングルーム。こちらにも暖炉があります。リノベーション住宅新築の住宅の中で、この1軒だけは1937年に建てられた建物のリノベーションでした。以前ここが工業地帯だった時に石油会社シェルが建てた住宅と車庫です。ダイニングテーブルの横にレンガの壁。新築にはない味わいがあります。右にあるレトロなタイプな暖炉とモダンな家具との組み合わせです。高齢者住宅と保育園毎年ハウジングフェアでは戸建住宅が主に建てられるのですが、立地条件などによって集合住宅が建てられる場合もあります。今回は高齢者向け住宅と保育園が建設されました。54名が入居できる高齢者向け住宅です。奥に見えるのが保育園です。 ..
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