どんな建築会社をお客様は選ぶのか?新築でもリフォームでも、最もお客様の頭を悩ませるのは、どこの建築会社に任せたら良いかということではないでしょうか。それはどんな家にしようか、誰に設計してもらおうかということ以上に、お客様にとっては成否を分けるポイントになっているのだと思います。でもその答えは、言葉でいえば単純なことです。「信頼できる建築会社」であれば良いのです。それでは信頼とは何なのでしょうか?会社が大きいとか、全国規模だとか、ブランドがあるだとか、そんな答えも聞こえてきそうですが、それだけではないことは明白です。というのは、もしそうであれば大手メーカーのシェアが圧倒的に高くなっているはずですが、半世紀をかけても約7割以上の注文住宅は地域に根差す工務店が建てているのが現状です。建売住宅やマンションなどの分譲住宅は、資力がある企業が取り組む事業で、お客様の意向は直接的には反映されません。アパートなどの賃貸住宅は、家賃保証とか税務相談など、建てるだけではないサービスを売り物にして、大手メーカーがシェアを取りました。自分が住む家ではないので、別の信頼が先に立つのです。でも、注文住宅では、そうはなりませんでした。逆説的には、大手メーカーが圧倒的な良い家を建ててきたわけでもないということにつながります。それはそうです。家というのはさまざまな部品の組み合わせであり、地域の工務店も大手メーカーも同じ住設メーカーの部材を仕入れています。少なくとも部品の信頼感が、建築会社にあるわけではありません。そして、その部品の組み合わせである性能に、会社としての信頼感があるわけでもありません。たとえば、耐震等級3も省エネ等級4は、建築会社によって違うものではなく、同じだからこそ評価できるものなのですから。さ ..
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